1940-50s "unknown" cotton moleskin french work trousers -INK BLUE-

<ABOUT>
「モールスキン」
アメリカでのワークウェアと言ったらデニムですが、フランスといえばこの生地。
フレンチヴィンテージの火付け役と言っても過言ではないでしょう。

モグラの肌の質感に近いことからそう呼ばれていますが、その組成は太番手のコットンです。
そして繻子織で織られている為、荒々しく無骨な印象のデニムと比べても上品な印象。

そしてやはりワークウェアの真骨頂はこの経年変化でしょう。
フレンスのワークウェアと言えばなインクブルーですが、裏地の綺麗な色から表地の膝付近は、サンフェードにより殆ど白に近い色味になっています。

ボタンからもそれは感じられ、ボタンフライはアルミボタンで、サスペンダーは後年のプラスチックやウッドボタンが使用されております。
これも1940-50年代に使われていたワークウェアを10~20年程長く使用しており、その間に家庭にあったボタンで賄っていたのかと思うと感慨深い。

モールスキンと言ったらジャケットが有名で人気かと思いますが、このパンツもやはり凄まじい雰囲気を醸し出しております。
さり気ないインタックもグッドです。

1980年代頃のジョルジオ・アルマーニなどのテーラードジャケットと合わせたら最高にカッコ良いでしょう。
ファッションがより楽しくなる1着です。