1960s "LEVI'S" Lot.501 Big E denim pants -BLUE-

<ABOUT>
ヴィンテージデニムがなぜ評価されるかというと、希少性やディテールなどの話もあるけれど、先ずはインディゴ染料の色というのがあると思っています。
Levi's含め、70年代後半からというものそれ以前までデニムに使われていた天然インディゴ染料から、硫化染料を取り入れた合成インディゴへと、染料が変わっていきます。
ヴィンテージデニム特有の、味わい深い色落ちというのは、その天然染料特有のものであるので、それこそが、ヴィンテージでデニムをチョイスする醍醐味だと思っています。

此方は、ヴィンテージデニムでまず最初に耳にする方も多いであろう、501のBig Eと呼ばれる個体。
フロントが並行ステッチですのでBig E後期であると推測できます。

特筆すべきはこの色残り。
殆どが経年変化で色落ちしてしまっているが、此方はまだギリギリの濃紺と呼ばれる個体であろう。
この年内の物でここまで色が残っていると、まだまだこれから育てていける1本と言っても良いのではないでしょうか。
紙パッチや赤タブが綺麗に残っている点も評価してあげたい。
無類のデニム好きの方は幾つもの条件があると思いますが、年代・サイズ・色落ち等、条件にハマった方へ是非お薦めしたい1着。